【模型ハック】CAD不要!PowerPointとマステで挑む「大型クジャク」のスクラッチ設計術

X11ファータモガーナフルクロス

こんにちは、MIBです!

長らく製作を続けている「RG クロスボーン・ガンダムX11 ファータモガーナ・フルクロス」、本体側は現在コツコツと表面処理を進めています。

そんな中、X11を象徴する特徴的な大型武装「クジャク」について、ある想いが強くなってきました。 「既存のHGUC流用ではなく、自作したフルクロスユニットの密度感に負けない、メリハリの効いた大型化サイズで作りたい…!」

大型スクラッチを始めるときはいつも「本当に形になるだろうか…」と不安が先行して、記事で大々的に紹介するのは少し気が引けるのですが……こうしてブログで公開して宣言することこそが、工作を前に進める一番の原動力になります。

今回は、難しい3DCADソフトを使わずに「マスキングテープ」と「PowerPoint(パワポ)」だけで手軽にデジタル設計を進めるMIB流のスクラッチ準備法をご紹介します!

なぜ「クジャク」を自作・大型化するのか?

「クジャク」は『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』に登場する、初代フルクロスの「ピーコック・スマッシャー」と「ムラマサ・ブラスター」の機能をひとつに集約した可変ギミック付きの複合兵装です。 X11が登場する『ゼーロイバー』の時間軸でも現役で活躍しています。

写真の通り、HGUCのキットパーツも出来は素晴らしいのですが、自作したマント(フルクロスユニット)と合わせると、どうしても全体のボリューム感に埋もれてしまう印象がありました。

「ならば、自分好みの理想のシルエットで一から起こしてみよう!」と思い立ったのが、今回の自作プロジェクトのスタートです。

2. 【工作ハック】PowerPointを使ったデジタル設計プロセス

「スクラッチ=勘とセンスでプラ板を切り出す」イメージがあるかもしれませんが、事前の設計(図面化)を行うことで失敗の確率をグッと減らせます。 今回は、普段使い慣れているPowerPointを使って形状のトレースと大型化を行いました。

STEP 1:マスキングテープによるキット形状のトレース

まずは基準となるHGUCのクジャクの形状を写し取ります。

  • (左上) 部品に直接マスキングテープをしっかりと貼り付けます。
  • (左下) 部品の外形ラインに沿ってデザインナイフで切り出し、形状をトレース!
  • (右上) 立体的な複雑なパーツは紙に貼り付け、外形に沿って細切れにしたマステをペタペタ貼って輪郭を出します。
  • (右下) 平面的なパーツは、外形そのままマステでトレースすればOKです。

STEP 2:スキャン&PowerPointでの図形化

トレースしたマスキングテープをPCのスキャナーで取り込みます。

💡 ワンポイントアドバイス スキャンする際、「定規」を一緒に並べて取り込む(または明確な寸法を書き込んでおく)と、PC上の画面内で実際の1mm単位のスケール合わせが圧倒的に楽になります!

取り込んだ画像をもとに、PowerPointの基本図形(フリーフォーム等)を使って外形をなぞり、デジタルデータ化していきます。

  • (左側) 図形ツールを使って、マステのアウトラインに合わせて線を引いていきます。
  • (中左) 「図形の結合」機能を使い、バラバラの線を1つのクリーンなパーツ形状にまとめます。
  • (中右) 1パーツの図形化が完了!
  • (右側) この作業を繰り返し、すべての構成パーツをデジタルデータとしてトレースします。

3. 理想のシルエットへ!大型化と可変軸の検証

トレースした基本データをもとに、画面上でサイズ感とバランスを調整(大型化)していきます。

今回は、グリップ(持ち手)のサイズ感は手に持たせるために維持しつつ、刀身(バスターモード時の刃)の幅を広げ、全長を伸ばすことで力強いメリハリのあるシルエットへ変更しました。

あわせて、クジャク最大のキモである「変形用の回転軸の位置」も画面上で割り出していきます。 中心点と回転半径を設定し、変形後にパーツ同士が干渉しないか、辻褄が合うまで画面上でじっくり微調整を重ねました。

プラ板を切り出してから「変形したら干渉して動かない!」となるのを防げるのも、デジタル事前検証の大きなメリットです。

さいごに

今回は、大型武装「クジャク」のスクラッチ始動と、PowerPointを活用したデジタル設計プロセスをご紹介しました。

画面上で細かく整合性を合わせる作業は、目に見える立体物がすぐ手元に得られるわけではないので根気が要りますが、ここをしっかり作り込むことで、この後のプラ板切り出し・組み立て工程の精度が劇的に上がります。

「3DCADは難しそう…」と敬遠していた方も、「マステトレース+パワポ図形化」なら手軽にデジタルモデリングの第一歩を踏み出せますので、自作パーツに挑戦したい方はぜひ試してみてください!

クジャクが完成すれば、RG X11の完成もいよいよ見えてきます。気合を入れて進めていきますので、ぜひ次回以降の進捗もチェックしていただけると嬉しいです!

ではっ!!

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