こんにちは、MIBです!
現在製作中の「RG クロスボーン・ガンダムX11 ファータモガーナ・フルクロス」、引き続き差し替え用頭部内部フレームの工作を進めていきます。
ガンダムタイプの頭部といえば、欠かせないのが「頭部バルカン砲」のディテールです。
X11の設定資料を読み込んでいくと、頬横の膨らみ部分がバルカンとして機能している仕様を発見しました。
今回は、この極小スペースにピッタリ収まる「小型バルカン砲身」の自作方法をご紹介します!

1. これまでの手法(真鍮パイプ)と見えてきた課題
頭部バルカンをディテールアップする際、これまでは「真鍮パイプの埋め込み」を定番工作として行っていました(旧キットのフリーダム等でも採用していた方法です)。

金属パーツならではのシャープさは魅力的なのですが、実際に作業を進める中で以下のような不満点を感じていました。
- 固定が圧倒的に難しい: 金属素材なのでプラ用接着剤が使えず、土台にピッタリ同径の穴を開けて埋め込まないと簡単に脱落してしまう。
- 仕上がりが単調になりがち: 直線の円筒形そのままになるため、いかにも「市販の真鍮パイプを埋め込みました」という唐突感が出てしまう。
「プラ製でがっちり接着でき、かつ自然なテーパー(傾斜)がついた砲身を作れないか?」
そう考えて試してみたのが、今回の手法です!
2. 新アプローチ:「プラパイプ」の伸ばしランナー
手法自体はシンプルで、「プラパイプを熱であぶって伸ばし、狙った径まで絞り込む」というものです。 わかりやすく「伸ばしランナー」と呼んでいますが、今回の工作にいわゆるランナー(パーツの枠)は一切使いません。
準備:穴の押し潰れを防ぐ「芯金」と快適な作業環境
パイプを加熱して引っ張る際、中の空洞が潰れたり形状がいびつになるのを防ぐため、あらかじめパイプ内部に「Φ0.5mmの真鍮線」を通した状態で加工を行います。
また、熱源には100均で購入した「アロマキャンドル」を使用しました。 最初は普通のろうそくを使っていたのですが、独特の匂いが気になったため、作業環境の快適化も兼ねて香りの良いアロマキャンドルへとアップデートしています。

熱加工作業と見えてきたコツ
実際に熱加工を行った状態がこちらです。今回は「Φ3mmのプラパイプ」を「Φ1mm程度」まで一気に絞り込みました。

※【注意】火を扱う作業です。周囲の可燃物を排除し、万が一の消火手段を確保したうえで、安全第一・自己責任で作業を行ってください。
💡 実験で見つけた加熱のコツ
- 肉厚のプラパイプを使う: 肉薄のパイプだと加熱した瞬間に穴が開いて失敗してしまうため、肉厚タイプが必須です。
- 「少しあぶっては伸ばす」を繰り返す: 長時間あぶり続けると素材がふにゃふにゃになって制御不能になります。「あぶる→伸ばす」を小刻みに繰り返すのが狙った寸法に仕上げる秘訣です。
3. 超・微細パーツを紛失しない「後加工」テクニック
熱加工が終わったパイプは、欲しい太さの箇所でカットします。中央で切って両側を使えば、ほぼ同径のパイプが1回の加工で2本取れるので効率的です。
ここから欲しい長さに輪切りにして削り込んでいくのですが……パーツが小さすぎて、普通に削ろうとするとピンセットから弾け飛んで「次元の歪み(床の闇)」に消えていきます(笑)。
そこで活用したのが、「マスキングテープ固定法」です!


(左上) 欲しいパーツの「厚み」と同じ厚さのプラ板を用意し、穴を開けて切り出したパイプを差し込みます。
(左下) 表面をマスキングテープでしっかり保護・固定し、裏面からプラ板と面一(ツライチ)になるまでヤスリで削り落とします。
( 右 ) マスキングテープをゆっくり剥がして、完成したパーツを取り出します。
常にマスキングテープへ貼り付いた状態をキープすることで、極小パーツの紛失を防ぎつつ、安全に精密なヤスリ掛けが行えます。
4. 完成!テーパー砲身がもたらす高い密度感
一連の工程を経て、頭部用の極小バルカン砲身が完成しました!

プラ製になったことで溶剤系接着剤(流し込み接着剤等)でガッチリと位置決め固定できるようになり、作業のストレスが劇的に軽減されました。
さらに、伸ばしランナー特有の「うっすらとしたテーパー(傾斜)」がつくことで、単なる円柱にはないメカニカルな表情が生まれ、密度の高い頭部フレームに自然と馴染んでくれます。
さいごに
今回は、プラパイプの伸ばしランナー技術を応用した「極小バルカン砲身の自作方法」をご紹介しました。
火を扱うため万全の準備は必要ですが、特別な市販パーツを買うことなく、100均ツールと手持ちのプラパイプだけで手軽に挑戦できるおすすめのカスタムです。 「真鍮パイプの固定に苦戦している」「もっとパーツに馴染むバルカンを作りたい」とお悩みの方は、ぜひ一度試してみてください!
ではっ!!
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