【模型ハック】100均アルミ線が化ける!RGクロスボーンX11 頭部内部フレームのスクラッチ製作

X11ファータモガーナフルクロス

こんにちは、MIBです!

長らく製作記をお届けしている「RG クロスボーン・ガンダムX11 ファータ・モガーナ・フルクロス」。 実は、本体の表面処理を進めるうちに「RG特有の精密なフレーム状態でも飾りたい!」という欲望が湧き上がってしまい……5月頃から、外装装着とは互換性を持たせない「差し替え専用の展示用フレーム自作」に取り組んできました。

その後、仕事の多忙な時期と重なってしまい、すっかり進捗がストップしていたのですが……ようやく頭部フレームがそれなりに形になってきました! 今回は、他の工作にも応用が利く「MIB Works流の工作テクニック(ライフハック)」の解説も交えながら、その製作プロセスをご紹介したいと思います。

頭部フレームのベース作り:流用とジョイント改修

頭部のように微細で複雑な形状をイチから完全自作するのは、労力がかかりすぎます。そこで今回は、適したキットの頭部を流用することにしました。 選んだのは、以前ガレージキットのファントムを製作した際に関節取りとして使った「HGUC クロスボーン・ガンダム」の余剰頭部です。

ただ、当然ながらHGUCとRGでは首のジョイント規格が合いません。そこで、RGの首(Φ3ボールジョイント)に接続できるよう改修を行います。

【ジョイント改修のステップ】

  • (左上) Φ4のプラパイプの内径をΦ3に開口し、写真のように「穴」と「スリット(切り込み)」を設けます。
  • (右上) HGUC頭部キット側に、このΦ4プラパイプが収まるよう削り込みます。
  • (左下) パイプを頭部に収めて接着。
  • (右下) これでRGの首にバッチリ接続できるようになりました!

💡 MIBのワンポイントアドバイス

プラパイプに「穴とスリット」を設けたのは、RG側のボールジョイントを押し込んだ際に、逃げ場を作ってプラパイプが割れるのを防ぐためです。 パイプの内径をボールに合わせてシビアに微調整できれば不要な工作ですが、このスリット方式を採用する方が、アバウトな加工でも確実にフィットするので圧倒的に楽でおすすめです!

既存の印象を消す「凹凸のフラット化」

ベースキットは用意できましたが、HGUCの凹凸をそのまま残してしまうと、どうしても「あ、HGUCの頭だな」という印象に引きずられてしまいます。「内部フレーム」としての説得力を出すため、まずは外装の凹凸をいったん完全に排除します。

  • (左上) トサカ部分を平坦に削り落とす。
  • (右上) 耳(ダクト)部分も平坦に切削。
  • (左下) 削りすぎて穴が開いた部分はプラ板で裏打ち補修。
  • (右下) 完成状態(※プラ板の凸部はこの後、平坦に均しました)。

この「のっぺらぼう」状態が、頭部フレームのまっさらなキャンバスになります。

マステを活用!均等なトラス・フレームの製作

続いて、トサカ部分のフレームを作ります。 ここは内部メカらしさを強調するため、「トラス(三角形)構造のディテール」を盛り込んでみます。

  • (左) まずは厚紙を当てて、大まかな形状を検討。
  • (右上) マスキングテープ(マステ)に形状を写し取り、プラ板に貼ってベースをカット。
  • (右下) プラ板にトラスの図案を下書きします。

【工作ハック】マステで正確なトラスを作る方法

手書きで均等なトラス図案を描くのは至難の業です。そこで今回は、「マステスライサーV(※リンク)」で正確に1mm幅に切り出したマステを使ってみました。

  1. (左上) 下書きのラインに沿って、1mm幅のマステをペタペタと貼り付けます。
  2. (右上) 貼り付けたマステ全体を、上からセロハンテープで覆って固定します。
  3. (左下) セロハンテープごとマステを剥がし、トラス用の薄手プラ板に貼り付けます。
  4. (右下) マステの隙間(黒く見える部分)を参考に、プラ板をデザインナイフで切り抜いていきます。

こうすることで、均等な1mm幅のフレーム(トラス)が視覚的にわかりやすくなります。 最終的には手作業で切り抜くので多少のいびつさは出ますが、下書きの精度が格段に上がることで、全体のカッチリ感が底上げされるのを実感しました。

完成したトラス部分がこちらです!

100均素材が化ける!「プレス・アルミ」で作るブレードアンテナ

最後にブレードアンテナ部分です。 非常に細く小さな部品になることが目に見えていたため、強度を考慮して「金属」で作ることにしました。 アルミ板を削り出そうかとも思いましたが、もっとお手軽でコスパの良い方法があったのでご紹介します!

【アルミ線プレス製法】

  • (左上) 使うのは100均で売っている「Φ1mmのアルミ線」です。これを大まかに欲しい角度に曲げておきます。
  • (右上) ペンチの根元に挟み込み、力いっぱいプレスします!握力だけでも、ペンチのてこの原理でそれなりにペチャンコに圧縮できます。
  • (左下) 板状(平打ち麺状)になったアルミの不要な部分をカッターやニッパーで切り取ります。
  • (右下) 金属ヤスリで形を整えて完成!

アルミ線は単体だと非常に柔らかいのですが、ペンチでプレスすると密度が上がるのか、少し硬くなり曲がりにくくなる印象を受けました(※原理は不明なので、無意識に丁寧に扱っているだけかもしれませんが……笑)。 加工しやすく強度も出る、おすすめの小技です。

さいごに

これまでの工程と、細々としたプラ板チップの貼り付けにより、頭部フレームの大枠が完成しました!

細かい調整やディテールの追加など、もう少し手を加えるつもりですが、長らく止まっていた製作がようやく前に進んでホッとしています。

「頭部フレームを自作する」という機会はなかなかないかもしれませんが、「外装と干渉しない差し替え用」と割り切ってしまえば、少しの工作で見違えるほどメカニカルな密度感を生み出すことができます。 今回のマステ・トラスやアルミ線プレスなど、部分的にでも皆さんの工作のヒントになれば嬉しいです。

ではっ!!

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