こんにちは、MIBです!
ここ数回にわたってご紹介してきたRG クロスボーンガンダムX11 ファータモガーナフォーゲルの胸部フレームパーツ。
細かな密度感をコツコツと向上させていき、ようやくある程度の形になりました。
今回はこの工作の中から、どんなキットのフレーム工作にも応用できる「見栄えを劇的に向上させる4つのテクニック」を皆さんにお裾分けしようと思います。
手軽にできて効果抜群の方法ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
隙間を美しく埋める「板状フレーム」の形状割り出し法
フレームの密度感を上げる一番手軽な方法は、「板状のパーツで隙間を埋める」ことです。
隙間をすべてプラブロックなどの塊で埋めてしまうとのっぺりした印象になりますが、板状パーツを1枚挟む形にすれば、その周囲にさらにメカニカルな構造物を盛り込みやすくなります。
今回は、コア・ファイターのキャノピー横を埋める板状パーツを例に、失敗しない形状の割り出し方をご紹介します。

- いきなりプラ板を切るのではなく、まずは「コピー用紙」をパーツに当ててアタリを付け、大まかにカットします(①②)。
- 実際の形に合うように微調整を重ね、納得がいったらそのコピー用紙を「両面テープ」でプラ板に貼り付けます(③)。
- コピー用紙のラインに沿ってプラ板を切り出せば、一発でピッタリなパーツの完成です(④)。
身近なコピー用紙を「型紙」として使うことで、実際の仕上がりをイメージしやすくなり、プラ板を一発勝負で無駄にすることもなくなります。急がば回れ、手軽でおすすめのやり方です。
平面を立体的に見せる「半分埋まったパイプ」の表現
フレームを構成する形状が平面ばかりだと、どうしても単調な印象になってしまいます。
そこで、一部に「曲面」を持ったパーツを配置してあげると、一気にメカとしての説得力が増すものです。
今回は、その曲面パーツとして「半分フレームに埋まったパイプ(配管)」を作ってみましょう。
プラ棒の断面がきれいな「半円」になるように加工して使います。
※実は私も初めて挑戦する内容なので、塗装後に塗り分けてみるまで本当にパイプらしく見えるかドキドキですが、実験精神も模型の醍醐味ですね!
【半円プラ棒の作り方】

- ベースとなるプラ棒(今回は直径1.6mm)を用意します。
- その左右に、直径のちょうど半分にあたる厚み(今回は0.8mm厚)のプラ板を貼り付けます。
- 左右のプラ板をガイドにして、ヤスリでプラ棒を半分までガリガリと水平に削り落とします。
- ガイドのプラ板をパカッと外せば、断面が綺麗な半円になったプラ棒の完成です。
材料さえ揃えれば、治具いらずでとてもお手軽に半円棒が作れますよ。
今回は、ダクトへ繋がる配管をイメージして配置してみました。
片側の端面はダクトに直接接するようにし、もう片側は「90度折れ曲がってフレームの奥深くに引き込まれていく」ようなイメージで、端部を斜めヤスリで優しく整えてから貼り付けています。
平面の中に立体的な流れが生まれて、いい雰囲気になりました。

隙間を逆手にとる「配管接続部(ソケット)」のディテール
先ほどの配管工作ですが、ダクトの中に配管が吸い込まれていく表現を作る際、ダクトの形状にぴったり一致する断面でプラ棒をカットするのは至難の業です。どうしてもわずかな隙間ができてしまいますよね。
この隙間をパテなどでチマチマ埋めるのは非常に手間がかかります。
そこで、「細い銅線」を使って、配管の受け入れ口(ソケット)のイメージで囲ってしまうという引き出しを使ってみました。
【極小ソケットの作り方】

- 適当なプラ棒に、細い銅線をきつめにグルグルと巻き付けます。
- 巻き終えたら、中のプラ棒をスッと引き抜きます(スプリングのような状態になります)。
- その一辺を、デザインナイフで縦にスパッとカットします。
- これで、ほぼ正円の「輪っか(ディテールパーツ)」が量産できます。
これをパイプの端面に貼り付けてあげたのが、こちらの状態です。

工作中の今は、プラ板の白地に銅線の色が目立って見えますが、サフを吹いて同系色で塗装してあげれば、違和感なくバシッと馴染む仕上がりになるはずです。
今回使用した便利な銅線はこちら
狭いスペース限定!積層で魅せる「極小トラスフレーム」
トラスフレーム(三角形を組み合わせた骨組構造)の作り方は過去の記事でも紹介していますが、あれは基本的に「広い面積」に追加する方法でした。 今回はそれとは逆に、「キット装甲の狭い平面裏に、細かいトラスを追加する方法」をご紹介します。

- 細切りにしたプラ板を、トラスを仕込みたい枠の1辺に貼り付けます。
- 同じ要領で、枠の全周(四方)を細切りプラ板で囲います。
- 囲った細切りプラ板の幅に合わせて、トラスの斜めパーツが入る部分を一部デザインナイフで切り欠きます。
- その切り欠きに合わせて、角度を合わせたプラ板を差し込んで接着すれば完成です。
この方法は、面積が狭すぎて「プラ板のくり抜き」や「タガネでのスジボリ」が難しい場所に絶大な効果を発揮します。1/144スケールの裏打ち工作には欠かせないテクニックです。
以上の4つの工作を盛り込むことで、無事に胸部フレームの差し替えパーツが完成しました!

さいごに
今回は作成中の胸部フレームを題材に、全体の密度感を一気に向上させる4つの工作アプローチをご紹介しました。
一つひとつの工作自体は、仕組みさえ分かれば比較的容易なものばかりです。私のような1/144サイズでのフレーム自作はもちろん、MG(マスターグレード)などの既存の内部フレームをさらにディテールアップしたいときにも、そのまま使える引き出しだと思います。
皆さんの机の上にあるキットでも、「ここに応用できそうだな」というポイントがあれば、ぜひ一度試してみてくださいね。
それでは、今回はこの辺で。楽しい模型ライフを!
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