こんにちは、MIBです！
クロスボーンガンダムX11用の装備、光の翼ファータモガーナフォーゲルの製作も残す大物はスラスターフィンだけとなりました。
今回はそのスラスターフィンの製作に取り掛かります。
作成図面
今回のファータモガーナフォーゲルはRGクロスボーンガンダムに合わせて設計し、パワーポイントで図面を作成して、図面を元にプラ板を切り出して製作しています。
図面があることで作る形状、切り出す形状が明確なので、プラ板工作に興味がある方は図面をダウンロードして是非一緒に製作してみてください。
図面はこちら
今回使う図面
今回は赤で囲った図面部分を使って製作しています。スラスターフィンは1セットのみ囲っているので、複数個ある部品は同じ形状の部分を切り出して使ってください。
製作自体は1個作って、不具合を図面に反映してから残りの3つを作っていきました。
解説記事は1個目の作成時のものなので図面と違う形状の部分もありますが、図面は最新にしているのでもし作成される場合は図面を正として扱ってください。
根元の大型フィンの製作
はじめにスラスター可動部側にある大型のフィンを作成します。
(左上) 図面を切り出してプラ板に貼り付けます
(右上) カッターで外形を切り出して、不要部の図面を剝がします。
(左下) カッターの切込みと図面の段差をガイドに、アメイジングカッターで部品を切り出します。
カッターの切り込みをもとに折って切り取ってもできると思います。
(右下) スラスター可動部接続用のパイプを避けるように、一部断面を面取りしておきます。
写真にはありませんが、フィンは切り出した状態で#600までのやすり掛けを終えるようにしています。
(左) 順番に貼り付けて、貼り付け面を整えたら完成です。
(右) スラスターに取り付けたところ
先端の小型フィンの製作
次に先端側のフィンを作成します。
こちらは設計時は0.5mmで作成するつもりで図面を書きましたが、大型フィンとフィンの厚みが異なるのはかっこ悪い気がして急遽1mmプラ板で作成することにしました。
そのため1セット9枚(+小型フィン2枚)構成で図面を書いていましたが最終的に5枚のみ切り出しています。
(左上) 当初想定していた図面
(右上) 両面テープを貼ったところ
(左下) 実際切り出しに使った図面
(右下) 切り出したところ
今回のフィンはスラスター側の補強リブを避けるために1mm幅の切り欠きを設けています。
意外と切り欠くのは難しいのでやり方を紹介します。
ただ実際はカットだけしておけば、詳細形状は積層した後でも調整できるので気楽にできる部分です。
(左上) 端面から切り込みを入れられる部分はデザインナイフで押し切る
(左下) デザインナイフが届かないところはほしい幅の彫刻刀(使っているのはスピンブレード)で押し切る
(右) 切り欠けました
(左上) 中央の3枚を貼り付けます。寸法が間違っていたのではみ出た部分はカットしています。
図面は修正済みです。
(右上) 外側の2枚を貼り付けて完成です
(左下) 別アングル
(右下) スラスターに取り付けたところ
スラスター中央部の製作
今回は再現していませんが、設定上スラスターは半分に折りたたむことができます。
折りたたむ際のヒンジと折りたたんだ際のスラスターとして、設定上はフィン中央に長方形の形状があるのでそれを再現します。
(左上) 作成時図面を書いていなかったためプラ板をケガキながら作成
(右上) 一部切り欠いて
(左下) 磁石が入るスペースを開けて再接着
(右下) 表面は0.5mmプラ板でスラスターを再現
(左) スラスターに磁石を配置して、磁石で接続します。
(右) 接続したところ
残り3セットの作成
1セット作って不具合などを図面に反映したので、残り3セットは無心で作ります。
(左) 大型スラスターの部品。全部で21枚切り出し。
(右上) 切り出したところ。切り出し後に#600までやすり掛けも行ったので時間がかかりました。
(右下) 完成したスラスターフィン
(左上) 小型スラスターの部品。全ぐで15枚の切り出し
(右上) 中央3枚を貼り付けて
(左下) 外側2枚も貼り付け
(右下) 完成したスラスターフィン
(左上) 中央スラスターの部品。全部で12枚の切り出し
(右上) 切り欠いて磁石分の隙間を開けて接着
(左下) この状態で乾燥まち
(右下) 完成したスラスター
スラスターフィンの完成
スラスターフィンが完成しました。
プラ板工作の常用手段である、同じ形状を貼り合せて成形を行っていないため多少いびつですが、その分作りやすく進めやすかったです。
さいごに
今回はスラスターフィンの製作について紹介しました。
今回でファータモガーナフォーゲルは概ね形になりました。
細かい修正は残っていますが引き続きやっていきたいと思います。
スラスターフィンは技術力はほぼいらず、忍耐があればできる内容です。
見栄えはかなり良くなると思うので、皆さんもぜひやってみてください。
ではっ！！
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