パワーポイントを使ったプロポーション検討【デスフィズ製作】

デスフィズ製作

こんにちは、MIBです!

ガンプラを改造するとき、切って組んで眺めてみて、その結果から加工完了とするか、改善点を反映してさらに追加工するかを考えるタイミングがあると思います。

そういう時間って模型をしている感じがしてとても楽しいのですが、改造工作自体に時間がかかってしまうため、一つの部位が完成するまでにとても多くの時間を要してしまいます。

そこで実際に加工するのではなく、写真をもとに最初のあたりを付けることで反映→追加工の回数を削減して完成までの時間を短縮できないかと考えました。

今回はその方法と実例について紹介します。

きっかけ

この夏に旧HGフリーダムを作成しました。

極力プロポーション変更は行わずに制作したいと思っていましたが、格好いい素立ちをさせるために頭部、腕部についてはキットの形状がぼってりしていて何とかしたいと考えていました。

加工が大がかりなものとなってしまい、失敗したら完成させられなくなるのでは、という思いがあり、なるべく完成への道筋が見える状態にしたいと考えたのが取り組みのきっかけです。

旧HGフリーダム関連はこちら

旧HG フリーダムでの実例

頭部、腕部の取り組みを紹介します。

まずは作成した画像を見てください。

右側が改修後(腕は左腕=写真の右側の腕のみ)となります。

頭部

頭部は奥行きが短く、縦にも長い印象でした。

奥行きに関しては接着面でプラ板を挟んで幅増しする、という定番加工で何とかなると思いましたが、縦に長いのを改修するのは大改造になると思い、写真を取り込んでPC上で検討を始めました。

目じり部分の空間が広いように思ったので、加工としてはこの部分でカットして削ればかなりまとまるというのがわかりました。

腕部

腕部は手首付近のブロックが非常に大きく、そこに引っ張られて前腕自体が短く感じられてものすごくアンバランスなので、そのブロックを小さくする方向で考えました。

また次に気になる点として上腕の短さが目についたため、こちらも延長する方向で検討しました。

このようにしてバランス確認後、効果的であった部分を短縮・延長加工することで、何もない中行うよりも確度の高い加工ができるようになると思います。

デスフィズの全高調整検討

現在クロスボーンガンダムゴーストに登場するMSデスフィズを作成していますが、かなり形になった段階で発売中の同シリーズのキットと並べてみるとかなり大きい状態であることがわかりました。

早く形にしたい思いがあるため気にせず完成を急ごうかと思いましたが、せっかく作るなら並べて違和感ない状態の方が断然よいという思いもよぎりました。

そこで、まずは画像での検討を行い、どこをいじればよいか、いじった結果バランスがおかしくならないかを見てみることにしました。

見てみて変になる可能性が高い場合はやらなければいいだけなので、とりあえずやってみるの精神です。

どこが合っていないかの確認

まずは同シリーズのキットと一緒に撮影した写真をもとに、どこが原因なのか確認しました。

確認した結果

  • 股関節位置~肩上部まではほぼ一致
  • 頭部がかなり大きい
  • 太腿はボリュームがあり大きく感じるが、股関節~膝関節までは他キットのバランスと大差ない
  • 脛は単純に長い

ということがわかり、原因は頭部と脛部であると判明しました。

とくに大腿部については絶対に長いと思っていましたが、フロントアーマーがない分長く見えているだけというのが写真比較で初めて分かりました。

全高を合わせる加工方法

原因はわかりましたが、頭部小型化は1から作るに等しくなるため極力避けたいので、脛と太腿を短くして全高を調整し、バランス調整のために前腕も短くする、という手法でうまくいかないかを画像加工で確認してみました。

その結果なんとかまとまりそうな気がしてきました。

画像加工検討方法

最後に今回行った検討方法について説明したいと思います。

ベースはこちらの記事で紹介している、パワーポイント上での画像トリミング方法を使っています。

今回は脛、大腿部、前腕での短縮を考えているので、それぞれを短縮するであろうラインで画像をトリミングして部品を細切れにします。

次にばらした画像を、全高とバランスを見ながら再配置していくことで短縮後のスタイルのイメージをつかめます。

また、再配置した画像上の接合線にパワーポイント上で線を引き、トリミングした写真をばらすことでどの程度削ればよいかの目安がつかめます。

さいごに

今回は同シリーズの他キットと並べるために各部を短縮できないか検討し、結果そこまでバランスが悪くなることもないまとまりになりそうとわかりました。ただ実際やるとなると可動ギミックを避けての加工が必要な結構大がかりな改造となるので、もう少しうまいやり方がないか考えつつ進めたいと思います。

今回行った画像上での検討はやっていて失敗して放置してしまう、というよくあるパターンを脱却できる良い手段だと感じたので、皆様もよければ試してみてください。

ではっ!

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