ファントムガンダムの製作 その3【ガレージキット】【組み上げ】

ファントム製作

こんにちは、MIBです。

みなさんはガレージキットを作ったことはありますか?

指定通り組み合わせていけば完成するガンプラと違って、ガレージキットは溶剤系の接着剤が使えず、さらに部品を合わせる位置の調整が必要なことがあります。ただ、都度どうするか考えることになる点は大変ですが、ガンプラで塗装を考えた後はめ加工をやったことがあれば同じ感覚で作業をすることができると思います。

今回は組み立てる際の試行錯誤を交えながら、形になるまでの加工を紹介したいと思います。



組み上げるための基本作業

組み上げるのに必要な作業は

  • 部品の組み合わせ順を考える
  • 固定方法を考える
  • 考えた内容で部品を加工して組み立てる

といった流れになります。

答えがない組み立て方法を試行錯誤しながら作ることになるので多少手が付けづらいですが、基本的にこの作業を繰り返していけば形になりました。

※今回組んだガレージキットはHGUC クロスボーンガンダム系のフレームを組み込むことが可能な構成であったため、HGUCのフレームを組み込む前提の工作としています。

組み上げ作業

足部

本キットは足の甲でボールジョイントの受けを構成していましたが、そのままでは色分けが困難なのでプラ板で接続軸受けを作成しました。

関節自体はつま先側にがっちり固定してしまい、足の甲とかかとは軸打ちして組み込んで取り外せるようにしました。

ちなみに足から作ったのは早く立たせたいからでした。

脚部

こちらも各部をに軸を打って分解できるようにしています。

膝関節のポリキャップの受けは、ガレキキットのままではクリアランスが開きすぎているように見えたのでプラパイプを貼り付けて隙間を埋めています。

すねの足首関節接続部は平坦な面構成をしているので、装甲と内部フレームに分かれて見えるように削り込んでいます。

組み合わせたものの膝を曲げるとこのようになります。

太ももの曲面と膝関節の曲面がきれいなラインを描いていて、ガレキキット製作者の方のこだわりを感じる部分になります。

腰部

腰フレームはHGUCキットのものをベースに、サイドアーマー接続軸の幅がガレキキット同等になるように加工しました。

腹部・胸部

腰部と腹部の接続はHGUCのポリボールジョイントを生かしたかったのですが、レジンに穴を開けるだけだとゆるゆるになってしまったため、HGUCの腹部から接続している筒部分を切り取ってレジンキットに埋め込んでいます。

胸部はレジンキットに対してプラ棒で軸打ちして後はめできるようにしています。

肩部接続用のポリキャップはレジンキット無改造で取り付けられました。

腕部

肩と胸部の接続部はHGUCキットのボールジョイント部を周辺含めた板状に切り取って貼り合わせています。

肩部のポリキャップ接続軸も膝同様にクリアランスが大きい気がしたのでプラパイプを挟み込んでいます。

前腕はエポパテで無理やり固定しています。一応後はめできるようにHGUCキット関節を加工しています。

肩関節部の装甲は肩部にポリキャップを使うとレジンキットパーツが使えなくなるため、一般的なHGUCでよく見るタイプのカバーを自作しました。

肩部のフィンはレジンキットが板状のパーツでうまく後はめする方法が考えられなかったので、ブロック状のパーツをエポパテで削り出して後はめに対応しました。

バックパック部

バックパックはレジンキット指定の市販関節パーツが手に入らなかったので、似たようなパーツを見つけてきて接続部を加工して使いました。

指定のジョイントでないからか、バックパックと大きいフィンを接続する部分が肉薄になってしまったためプラパイプで接続部の肉厚を確保し、プラパイプ周囲を瞬着パテで均しておきました。

組み上げ状態

解説していない部分もありますが、これまでの工程を繰り返してレジンキットを立たせるまで進めることができました。

肩部フィン同様、各部のフィンはエポパテで作り直しています。

まとめ

部品を組み合わせ順を考える→固定方法を考える→加工する の順を追うことで、ガレージキットを組み上げるまで進めることができました。すぐに形にならない分最初はもどかしいですが、形になった時は塗装前ですら何とも言えない満足感がありました。

ではっ!

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