こんにちは、MIBです!
お盆に実家に帰った際に昔購入したガンプラなどの整理をしたのですが、その中でフルスクラッチのムラサメを発掘しました。
けっこう凝った作りをしていたので再度取り組んで完成させようかとも思いましたが、それだけのモチベーションは湧かないと思うので、未完ながら作成内容について記事にしてみようと考えました。
製作時期と作成期間
このムラサメはSEED Desteny放映当時に設定が公開されてから作成を開始し、キットが発売されたタイミングで製作を中断したものだと記憶しています。
調べてみるとムラサメのキットは2005年12月発売でSEED Desteny放映終了後ほどなくして発売されていることがわかりました。なので半年くらいでここまで形にしたことになり少し驚いています。
1/144スケールで変形機構を盛り込もうとして、手書きの図面を書きながら製作したのを覚えています。
全体像
プラ板をメインにしたフルスクラッチで、本体は部品が揃っています。変形のためにプロポーションが少しおかしい感じもしますが、全体のバランスは比較的良い感じだと思います。
プラ板の色の変化から、長期間そのまま放置していたことが感じられる状態になっています(笑)
腰部
腰部は変形のためのギミックを詰め込んでいて、普通のキットでは動かないようなところも動くようになっています。
部品上面の高低差や装甲裏モールドなども入れていてとてもやる気に満ちていると感じました。
脚部
脚部は足首部のみ形状出しにエポパテを併用しています。脛部サイドの曲面パーツはバキュームフォームで製作しています。
そのバキュームフォームパーツにもダクトを掘ったりスジボリ入れたりと手を入れています。
ヒザ関節は変形も都合もあり180度曲げることができます。
足首は特徴的な関節構造を採用していて、単純ながら脛部への軸を差す方向を変えることで軸をオフセットしてより曲げられるようになっています。
今後何か作るときも参考にしたいと感じました。
脚部を変形させるとこのようになります。
各関節の可動域を確保すれば変形させられるのでそこまで難易度は高くない変形でした。
腕部
腕部は単純なデザインで構造も単純化したので非常に簡素な作りです。
基本的には当時のHG準拠の、肩から軸が伸びていて前腕のポリキャップに接続する形です。
変形のために肩アーマーを90度回転させて全体が1本の棒のように一体化するようにしました。
肩アーマー自体は後ハメの観点で飛び出したポリキャップ軸をU持の溝で保持する形で接続しています。
頭部
頭部はコレクションシリーズのM1アストレイのものをおゆまるで型取りしてポリパテで複製したものをベースに形状を調整しています。
変形用にアンテナを作成していて、全体的に前に引き出して折りたためるようにしています。
胸部
胸部は変形機構をたくさん入れたのでポーズ付けのための可動ギミックはほとんど入っていません。
変形方法としては
1 胸を跳ね上げる
2 肩関節を引き出す
3 肩関節を折りたたむ
4 胸を収納する+首を移動させる
というものですが、細かい可動軸を自作しているので動かすのはひやひやしました。
変形詳細と変形後
変形させた胸部に腕を装着するとこのようになります。
また腰部を、脚部の合った空間に腕を入れ込むように組み込むとこのようになります。
脚部は移動させた関節軸に取り付けますが、軸の根元に設けた凹みと脚部に設けた凸形状がかみ合って回転しないようなロック機構を設けています。
変形後はこのようになりました。
シールド兼機首の部品を製作していないのでいまいち締まりませんが、変形はけっこういい感じにまとまっていると感じています。
こういう変形する機種の、変形後に見えている拳が個人的にとても好きです。
さいごに
変形機構を盛り込むだけでなくロック機構や装甲裏のディテール追加までこだわって作っていて、製作モチベーションは非常に高かったことが伺えます。
製作期間も短かったようで、今の自分にとっても製作スタイルとして参考になる部分があるように思いました。
昔の自分の作成物を見るとオーパーツ的にすごいことをやっていると感じることはよくあると思うので、完成していないものであってもまじまじと確認してみると身になる発見があると実感しました。
皆さんも自身の過去の製作物、とくに完成までこぎつけていないものがあれば是非確認してみてください。きっと作っていた時の記憶とともに新たな製作物に対してモチベーションが高まると思います♪
ではっ!!
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