こんにちは!MIBです。
今日は過去作の紹介カテゴリ4回目、旧キット アッガイです。
※完成品一覧はこちら
元にしたキットと完成画像
元にしたキットは旧キットのアッガイです。
キットは各部の形状はよいものの、接続方向がいまいちでなんとなくかっこいいと言いづらいものでした(特に頭部が斜め上を向いているように見える)。
それに対してかっこいいアッガイを作ろうと意気込んで切った貼ったしたものになります。
頭部
頭部は前回紹介したズゴックと同じく、市販のクリアパーツとドット入り銀テープの組み合わせで表現しています。
この方法、手軽な割に単なるクリア化よりも情報量が増えるので、当時モノアイ物はすべてこの方法で再現していました。
今見ると、特に寄ってみた時にとってつけた感があるのでもう少し工夫をすればよかったとも思います。
頭部の形状はキットパーツにパテを盛ってボリュームアップしています。
裏側はがっつり空洞ですが、胴体との接続用にダボ穴を作ったエポパテの塊を貼り付けています。
またこのアッガイ、頭部内部フレームを作っています。頭部フレームはザクの形状を参考にプラ板で作成しています。
頭部フレームと胴体の接続はクランク上にポリパーツを多用したことでかなり自由度のある動きができるようになりました。
バックパック
バックパックは内部をプラ板、エポパテから自作し、外装はプラ板の箱組で作りました。
上部のダクトが開口部から見えていたり、スラスターがボールジョイントで稼働したりと結構凝っています。
腕部
腕部はキットを分割して市販の関節パーツで接続しました。
肩部は何かしらの球体関節、肘部はポリ製の市販ジョイントパーツ(そのまま)です。
上腕はパテでボリュームアップして、肩・肘関節接続用のポリキャップを仕込んでいます。
前腕はプラ板とパテでボリュームアップして、肘関節側はポリジョイント収納用の形状に開口しています。
ボリュームアップする際にプラ板を巻き付けて太さの目安として空いているところにパテを盛っていったのですが、塗装が退色したからなのか、よく見ると巻き付けたプラ板がわかる状態でした。
手部分はキットのままです。キットのままのツメパーツも作成していましたが紛失してしまいまして、穴が開いているだけの状態です。
肘関節は引き出し式になっていて、引き出すことで90°程度曲げることができます。
今のキットに比べると関節の見ばえが悪いですが、当時はまったく気にしていませんでした。
胸部
胸部はキットパーツにパテを盛り、ひたすら理想の形状に削り出しました。今見てもよくやったものだと思います。
また脚部、腕部、頭部の接続用のポリキャップも内蔵しています。
脚部は単純な軸の差し込み構造ですが、頭部・腕部はクランク状に接続していて可動域は結構広いです。
コックピットハッチ→ジオンマーク→襟部分の形状とその付近のグラデーション塗装が気に入っています。
脚部
脚部はキットパーツを細かく分割して可動関節を仕込みました。
また自然に接続した状態で足がハの字になるよう形状調整をしています。
足首関節は持ち上がって左右にスイング可能、膝関節は90°程度曲げることが可能です。
膝を曲げた際にシリンダーが見えるようにしています。
股関節は胴体、大腿部ともに軸の差し込み構造です。角度を持った接続になっているので胴体から回転させることで開脚方向に動きが出ます。
大腿部は股関節の接続用のポリキャップと、膝関節の可動用のポリキャップを仕込んでいます。
膝関節はプラ板で自作しています。シリンダは可動はせずに動かしたときに見えるようになる構造です。
また膝関節後部は一部装甲色に塗装して、装甲の一部と見えるようにしています。
脛部は膝関節可動用のポリキャップと足首関節接続用の軸を埋め込みました。
また形状的に膨らみが出るようにボリュームアップしています。
足部はクランク状の接続パーツを自作して脛部と接続しています。
また、拙いですが足裏モールドも作成しています。
作成の思い出
作成したのは2000年末から2001年初期で、HGUCが始まって数年、という頃でした。
当然HGUCはもちろんMGのアッガイもまだない時代でしたが、模型誌(HOBBY JAPAN)上で仮想MGアッガイを作ろうという企画が行われていて、数か月にわたってプランニング、加工方法、実際の製作の様子などが公開されており、私の中でアッガイ熱が上がっていた時期でした。
模型誌の企画ではMGザクをベースに1/100アッガイを完成させていましたが、それをモチベーションにして作成しました。
結構関節を仕込んだことで関節自体は結構動くのですが、もともと手足が短いこと機体であることであまりカッコいいポージングはつけられませんでした。
そんななかいくつかポージングさせたものを載せておきます。
またこのアッガイでは初のオラザクに参加しています。
見事切手サイズの掲載でした。
まとめ
旧キット アッガイの紹介でした。
プロポーション変更をして関節も仕込むという結構な工作量でしたが、やった感のある作品でした。
改造後のプロポーションがかっこいいのか微妙である点や関節を仕込んだもののあまりカッコいいポージングができない点は今後も含めて考慮していくべき内容ではあるかとも思いますが、形にして塗装までして完成できたことは本当に良かったと思います。
以上になります!ではっ!!
コメント