こんにちは、MIBです!
休み休みで1年ちょっと製作してきたVガンダムリアシュラク隊仕様が完成しました。
今は近所の模型店でのコンテストに出させてもらっています。
コンテストに出すにあたり、せっかく工作した部分を知ってもらえる方法はないものかと考え、展示ベースで工夫しましたのでその内容について紹介します。
可動工作・変形工作の難点
可動工作や変形工作はともに工作難易度が高いですが、完成時の満足感が非常に高いです。
私は工作が好きなのでどちらもよく取り組みます。
ただし展示会やコンテストなどに出した場合、基本的に固定して展示するためそれらの頑張りはあまり見える状況になりません。
可動工作であればこちらの記事で書いたように、ポーズが決まる可動を意識することで、ひとあじちがうポージングをすることで気づいてもらえることはあるかもしれません。
ただ変形機構を盛り込む工作はなかなかその内容を伝えることが難しく、変形後の形で飾るとむしろ変形工作のための粗が目立ってしまうことが多いです。
また上記記事作成時には変形途中で飾って解決しようとしていましたが、見ている人はむしろその状態から変形後どのようにまとまるかの方が見たいと思うようになりました。
そのため変形後で飾り、変形合体できることはやりすぎない程度の”プレゼン資料”を見えるようにすることで解決しようとしました。
アクションベース3
バンダイさんから発売されているアクションベース3は写真やポストカードを入れることができる仕様になっています。
私は発売当初に購入したものの使いどころが難しくそのまま保有していたため、これを使って変形することがわかる資料を見えるようにして展示しようと考えました。
ただしこのまま使うと多数の穴が開いていていかにもアクションベース3ですよ感がすごいので、ある程度デコって使うことにしました。
アクションベースの加工
塗装するのもありかとは思いましたが手間がかかるので、お手軽に100均商品のリメイクシートを貼り付けていくことにしました。

写真を入れる部分の穴は隠れるので、額縁部分のみリメイクシートを貼っていきます。
リメイクシートの切り出し
リメイクシートをカットするときは裏面に向けて定規を2本使い、上端と下端でほしい寸法になっているかを確認してからカッターで切ると正確にカットできます。


リメイクシートの穴あけ
今回は作品のための支柱を付けるので、穴を1か所残します。
その部分はリメイクシートにコンパスカッターで穴を開けます。
コンパスカッターは小径でも切り抜きやすいパンチコンパスを使いました。
測定して一発でほしいカット径で固定するのは難しいので、不要なプラ板をケガいてほしい径になっているか事前に確認してからカットしています。

リメイクシートの貼り付けと角部処理
実際に貼り付けていきます。
まず穴をあけた上端を貼り付け、次に下端→左右の順で貼り付けました。
この時、各辺とも多少長めのものを貼るようにします。

次に角部処理を行います。
2つのシートが重なっているところのカットラインを決めて、そのままカッターで切れ目を入れてしまいます。
そして不要部を取り除けば、合わせ目の出ないぴったりの形状でカットができます。
壁紙のカットなどと同じ考え方です。


その他の面の貼り付けと完成
その他、外側の全周とC面には細かくカットしたリメイクシートを貼り込みました。
正面以外は多少隙間がでても、成形色が黒でリメイクシートの柄となじむためそこまで気になりません。
外側を貼り込んで完成です。


内側のC面や写真保持部など、成形色のままの部分もありますが、ここは難易度が高そうなのとそのままでも違和感を感じないのでそのままにしました。
支柱の加工
アクションベース3に付属する支柱(作品を固定する柱)は黒で結構大きなものなので非常に目立つと感じました。
そのためグッドスマイルカンパニーさんのTHE シンプルスタンドの支柱を接続部のみプラパイプで調整して使えるようにしました。
調整したプラパイプは黒で塗装することで目立ちにくくしています。

変形のさりげないプレゼン資料
ベース中央に入れる、コアファイターが変形合体することをアピールする資料は以下のようなものにしました。

あまり文字を入れてしまうとアピール色が強くなってしまうので、こういうことできますよ、程度がわかるようにして、コアファイター単独も写真で見れるようにしました。
こちらははがきサイズで画像を作成し、コンビニのはがき印刷で印刷したものをそのまま使いました。
完成
以上で、コンテストに提出すること含めてVガンリアシュラク隊仕様が完成しました。
細かく塗り分けたり専用のデカールを作ったりして結構個性が出せたと思います。
ものが小さいのでコンテストでは目立ちませんが、個人的に非常に満足です。
クロボンゴーストの機体をいくつも作成してきていますが、Vガンが返ってきたら並べて写真を撮りたいと思います。

さいごに
今回は展示する際に見えない変形ギミックを知ってもらうための展示スタンドの製作について紹介しました。
リメイクシートでデコることで不要な支柱用の穴が見えなくなり、もともとの状態より完成度が高まって見えるようになったと思います。
ただ仕上がりは多少安っぽい感じがして(多分100均に同じような写真立てが売っているからだと思います)お手軽改造の限界なのかもしれないという思いもあります。
とはいえアクションベースをそのまま使うのではなくシートでデコるのは非常にお手軽で印象を変えられるので、皆さんもぜひやってみてください。
ではっ!!
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