光の翼の作り方

ファントム製作

こんにちは、MIBです。

みなさんは光の翼、ご存知ですか?

ミノフスキードライブ、ヴォワチュールリュミエール、月光蝶などさまざまな呼び名があり、それぞれに理論づけされた発生理由がありますが、難しいことは置いておいて何よりカッコいいですね。模型でも透明樹脂でエフェクトパーツとして再現されているものもあり、かっこよさを手軽に手に取って感じることができます。

でも、エフェクトパーツって別売りで、ほとんど再販しないことが多いんですよね。なので一度逃すと手に入りにくいイメージです。

あとはそもそもすべてのキットにエフェクトパーツがあるわけではないので、自分のお気に入りの機体に光の翼を付けて飾りたいという思いを抱く方も多いのではないでしょうか?

ガレージキット ファントムの製作中にそのような思いに駆られて光の翼を再現したくなり、いろいろ試行錯誤して作った方法を説明していきたいと思います。

ファントムはそこら中からミノフスキー粒子を放出するので光の翼以外のエフェクトも作成しています。

【追記】

作成して1年半経過したころにUVレジンが退色していることに気づきました。鮮やかな光の翼を再度再現するために対応した内容をこちらにまとめました。



材料紹介

主に使ったものは100均で売っているUVレジンです。写真はクリアですが、メインはピンクを使って、最後にクリアでコーティングしています。

UVの硬化はスジボリ堂さんの超小型紫外線LEDライトを使いました。私はそもそもスジボリ堂さんの光硬化パテを購入したときについてきたので持っていたのでそれを使いました。

接続方法

光の翼は常時取り付けているわけではないので、着脱可能な接続方法を考える必要があります。以下の方法のどちらかで取り付けています。

  • キットに穴を開けて真鍮線を差し込んで固定する方法
  • キットと光の翼両方に磁石を埋め込んで、磁石で固定する方法

エフェクト作成実例

ガレージキット ファントム作成時に取り組んだ内容を例に、光の翼関連のエフェクトの作成について解説します。

頭部アンテナ部のエフェクトの製作

ファントムはガンダムタイプのV字アンテナはないのですが、頭部から吹き出すミノフスキー粒子によってアンテナのようなデザインになる設定です。これがまたカッコいい。

頭部は穴を開けて真鍮線を差し込んで固定する方法で作成しました。

まず頭部に穴を開け、真鍮線をさしてアンテナ形状にします。この時真鍮線がグラグラするので、根本だけ先にUVレジンを垂らして固めてしまいました。

つぎにマスキングテープで土手を作って、UVレジンを持っていきます。根元にぼてっと盛ってしまって、つまようじで先端に伸ばしていく形にするとうまい具合に形が作れました。

何度か繰り返して、頭部エフェクトの完成です。

胸部エフェクトの製作

ファントムは胸部にX状のフレームがあり、この後端からも粒子が放出されます。ここは磁石で接続しました。

X状のフレームにΦ1×高さ1.5の磁石を埋め込みます。

次にフレームごとマスキングテープで保護して、エフェクトに埋め込む予定の磁石をマスキングテープの上から磁石に固定してしまいます。

マスキングテープの上から、磁石を覆い隠すようにUVレジンを盛り、頭部と同じ要領で形状を作っていきます。

これを繰り返して胸部エフェクトも作成できました。

フレイムソードの製作

ファントムの付属武器であるフレイムソードも粒子を放出するのでこちらも作っていきます。

刀身を覆い隠すようにしたいのですが、マスキングテープを貼ってもうまくばらせないと思いました。そこで透明プラ板でざっくりと刀身が収まる形状を作成します。

出来た透明プラ板を芯にして、UVレジンを盛っていきます。こちらはこれまでと違って芯になる部分があるので、全体的に塗り込むようにすればいい形になりました。刀身根元には磁石を仕込んで固定できるようにしています。

光の翼の製作

いよいよ本題の光の翼です。

まず下書きを行いました。紙に鉛筆でいろいろ模様を描いて雰囲気を見ています。

下書きした絵を透明プラ板に油性ペンで写し取ります。そして外形をカットすると、結構これだけでもカッコいい光の翼となりました(笑)

バックパックとは磁石で固定することにしました。2箇所に磁石を仕込んでいるので磁石を取り付けた状態で磁石付近にUVレジンを盛って、まずは透明プラ板とエフェクト側の磁石を一体化させます。

UVレジンは漠然と塗ると単調な仕上がりになりどうでしたので、パックパックから放射状に出てきているイメージを持ちながら、ラインを引くようにUVレジンを盛っていきました。

全体に盛り終わった状態

全体的にUVレジンで覆うことができたら、ちょっと味を出すために蓄光パウダー、ホワイトラメ、ピンクラメを混ぜこんでみることにしました。これらのパウダー類も100均で購入しました。(ネイルコーナーにありました)

透明のUVレジンにこれらを混ぜ込んで、主に先端側に塗ってみました。結構キラキラしていい感じです。蓄光パウダーはあまり意味はなかったかもしれません。

これを本体に取り付けて、光の翼展開状態の完成です!

まとめ

今回は100均のUVレジンを使った光の翼、その他エフェクトパーツの作成を行いました。

UVレジンを固める手段は必要ですが、UVレジン自体は安価で入手しやすいので取り組みやすいかと思います。

何より本体と完全に独立した部品になるので、失敗しても本体には影響ないというのが作業のハードルを下げてくれます。

是非皆さんもチャレンジしてみてください。

ではっ!

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