きわどい位置の穴あけ

Vガンダム製作

こんにちは、MIBです!

現在製作中のVガンダム リアシュラク隊仕様ですが、コアファイターを仕込む改造を行った関係で腕の接続軸を作り直す必要が出てきました。

軸を立てるだけなの簡単かと思いきや、欲しい位置を割り出すとけっこうパーツの際になり、穴を開けると割ってしまいそうな場所でした。

そんなきわどい場合の穴あけでも割る確率を下げて穴を開ける方法について、Vガンダムの製作と合わせて紹介したいと思います。

方法

割る確率を下げて穴を開ける方法、それは

ドリル径の小さいものから何段階もかけて大きくしていき欲しい径にする

という方法です。

穴開けの際に下穴として小さい径のドリルで開けた後、ほしい径で開けることはよく紹介されているように思いますが、それを多段的に行う、というものです。

実例

では実際に今回のVガンダム製作における実例を紹介します。

下準備

まず穴を開けるベースを整えます。

キットの肩関節用ボールジョイントが収まる穴が開いているのですが、この穴は不要になるので埋めておきます。

穴の外形をマスキングテープでライン取りし、それに合わせてプラ板をカットして埋めました。

次に型軸を設置する位置を確認します。

これはバランスを見ながらこのあたり、というのを目算で割り出しました。

目星をつけた型軸を付ける位置に、部品合わせ目の補強と接着面積アップを1枚プラ板を貼ります。

また型軸は少し怒り肩になるようにしたいので、貼り付けたプラ板を一部削って斜めにしておきます。

この斜めの面に穴を開けてプラ棒を固定する、というのが今回の目的です。

穴開け

補強したとはいえ、部品合わせ目の近くで部品の端にも近いため割れる可能性が非常に高い部分です。

そのため今回紹介した多段的にドリル系を大きくしていく方法でチャレンジしました。

まず穴を開ける位置にニードルで目印の凹みを付けます。

次に0.5mmのピンバイスで穴を開けます。

この組み合わせであればニードルの凹みに合わせてほぼぴったり穴があけられるので、凹みを慎重につければ狙った位置に穴があけられます。

次にドリル径を1mm→1.5mm→2mm→2.5mm→3mmと順に穴を開けていきます。

これだけのドリル径を毎回ピンバイスに装着しなおすととても手間がかかるので、ここでは上記ドリル系のピンバイスがセットになっているものを使っています。

最後に空いた穴にプラ棒をセットして接着剤で固定すれば完成です。

プラ板で接着面を増やしたことも相まって、非常にしっかりと接着できました。

今回のように多段的に径を大きくすると割れにくいのは、一度に削る量が少なくなりパーツにかかる負荷が軽減されるためです。

そのため以前作ったデスフィズの股関節軸パーツなど、部品の際ぎりぎりを狙ってより正確に穴を開けたい部分などはΦ2の穴を開けるのに0.2mm刻みで開けることもあります。

赤丸部が0.2刻みで開けた穴

さいごに

今回は多段的に径を大きくすることで際に穴を開ける際も割れにくく加工する方法について紹介しました。

非常に地味ですが知っていると役に立つ場合も結構あると思います。

またドリル装着を毎回やると考えるととてもやる気にはなりませんが、紹介した各径がセットになったピンバイスセットや、そもそも複数本ピンバイスを保有しておけば精神的にもトライするハードルが下がってよいと思います。

やる気(と道具)さえあれば気軽にチャレンジできるほうほうなので、皆さんもぜひやってみてください。

ではっ!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました