こんにちは、MIBです!
先日中古ショップでゴーストガンダムに巡り合い、定価より安かったため思わず購入してしまいました。
この数年クロボンゴーストの機体を制作しているため思い入れも深く、2023年の年末休みにさくっと仕上げたいと思い取り組みました。
塗装は行いつつもメッキを活かして塗装の手間を削減する取り組みを行いましたので、その内容と改修内容について簡単に紹介したいと思います。
メッキキットの魅力とリタッチ
本キットはつやを抑えたシルバーメッキが施されており、アンダーゲートの採用と相まってかなりの満足度を誇るキットだと感じました。
素組のまま机の横にポンっと置いておくだけでかなり様になるキットだと思います。
ただ個人的に気になる箇所は手を入れたいと思い、手に入れた箇所をメッキ部と違和感なくなじませることができるかどうか、リタッチ方法について簡単に実験してみました。
メッキキットのリタッチ実験
実験方法としてはキットでは使わない部品(ファントムの脛部)を使ってメッキ部を削り落として、そこをリタッチしてみて仕上がりを確認する、という単純なものです。
- 面の中を一部削る
- 1つの面(エッジC面部)全体を削る
という2つの加工を行い、それぞれにアクリジョンのシルバーを筆塗りしてみました。
結果として、1は差が明確にわかるためリタッチ出来ていないに等しい仕上がり、2は違和感を感じないためにリタッチ出来ているといえる仕上がり、となりました。
メッキ部は輝度が高いため各面ごとに見える色が微妙に異なるので、その一部を塗りなおしても違和感を感じない、という結果だと思います。
この結果から、面ごと削るような改造であればリタッチ可能だと考え、気になる箇所を改修することしました。
改修内容
キットを組み立てて気になった点として以下3点ありました。
- 肩が大きい
- フロントアーマーが大きい
- 首が引けない
これらをできるだけ簡単に、可能な限りキットのメッキを活かして仕上げられるように改修していきました。
肩が大きい に対する対応
肩は単純に小型化しました。
肩上部につく白い部品の外側をキット内側のリブまで削って小型化し、それに合わせてシルバーの部品も小型化しています。
シルバーの部品は小型化しやすい形状に形自体を変更して、メッキ部は傷つけないようにしながら形状変更部はC面含めて面だししました。
フロントアーマーが大きい に対する対応
フロントアーマーも単純に小型化を考えましたが、メッキ部品の切り貼りが発生しそうなことと、差し替え部品含めて同じ加工を行うことを考えると難易度が高いことから、小型化することはあきらめました。
かわりに相対的に少しでもフロントアーマーを小さく見えるように出来たら、という思いから脚部を延長しました。
またそれに合わせてバランスをとるために腕部も延長しています。
脚部の延長は股関節軸を180°反転して取り付けられるように加工することで対応しました。
この方法であればメッキ部品の加工は不要ですし、何より手軽でした。
腕部の延長もメッキ部品は加工しないで済むように、関節部で伸ばす方法で行っています。
首が引けない に対する対応
キットの首は以下の2箇所で可動が制限されることで引けない状態でした。
- ボール接続部
- 頬と首装甲
1,2共に干渉部を削ることで首が引けるようになりました。
改修後
改修により、スリムなイメージにすることができました。
全高が伸びることになるので同シリーズの機体との並びが気になりましたが、そこまで気にするほどの差ではなく安心しています。
さいごに
メッキを活かした製作は初めてでしたが、1面全部を塗りなおす気でいれば加工も怖くないと時間できました。
キレイなメッキは活かして塗装の手間を軽減させ、気になる部分は手を加えて好みの形状にできるという、非常にいいとこどりな製作ができたと思います。
皆さんもメッキを活かした製作、是非行ってみてください。本当に満足度が高いです!
ではっ!!
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