こんにちは、MIBです!
本日もクロスボーンガンダムX11用の装備、光の翼ファータもガーナフォーゲルの製作を記事にしたいと思います。
今回はスラスター細部の形状出しについてです。
作成図面
毎回同じ内容になってしまいますが、ファータもガーナフォーゲルはRGクロスボーンガンダムに合わせて設計し、パワーポイントで図面を作成して、図面を元にプラ板を切り出して製作しています。
作る形状、切り出す形状が明確なので、プラ板工作に興味がある方は図面をダウンロードして是非一緒に製作してみてください。
図面はこちら
プラ板箱組みのC面加工
プラ板箱組みがで作成した部品はキットパーツと比べて妙に浮いた感じになることがあります。
その要因は以下2つであることが多いです。
- 面が平面すぎること
- 角のC面がないこと
今回のスラスターは平面で構成された部品であるものの、平面が小さいため面が平面すぎることで違和感は感じませんでした。
ただそれでも浮いた感じがするのは、角のC面が入っておらず、キットパーツとテイストが異なるからでした。
そのためC面をキットパーツに似せて入れていきます。
RGは1mm程度の幅でC面が入っているので、それに合わせて面取りしていきました。

左 加工する際、プラ板が白くて形状が確認できないので、最初にマジックで表面をすべて黒く塗ってしまいます
右上 黒くすることでC面形状がよく分かるようになるので、欲しい幅になるまでヤスリで削っていきます。
右下 最後に#600程度までヤスリがけして完成です。

同様にスラスター基部も面取りしました。
左上 スラスターと同じく最初に全面マジックで黒くします。
右上 側面の面取りを入れます。
左下 天面の面取りを入れます。この部品は単調な形状をしているため、側面と天面でC面幅を変えて変化を出しました。
右下 全面のマジックがなくなるまでヤスリで削って表面処置をして完成です。
尾翼の作成
ファータモガーナフォーゲルのスラスターには尾翼が付いています。
垂直尾翼ではなく絶妙な角度となっていて取り付けが難しいですが、作成方法を試行錯誤して製作しました。

左上 図面の尾翼部分を切り出してプラ板に貼り付けます。
左下 切り出した尾翼を両面テープで固定して様子を見ます。
右 本体に取り付けて様子を見ます。サイズ感は結構いい感じだと思いました。

スラスターのC面部二尾翼を取り付けられるようにする加工を行います
左上 穴を開けたいC面部分に両面テープでプラ板を貼り付けます
右上 貼り付けたプラ板を目安に、垂直に穴が開けるように内側からタガネで彫り込んでいきます。
左下 タガネで何度も彫り込みを入れ、開口します。
右下 切り出したヤスリで穴端面を処理します。

左 仕上がった穴(外側)です。
右 仕上がった穴(内側)です。タガネがあったことで比較的簡単に開口できました。

左上 尾翼に接続ダボとなるプラ板を取り付けます。尾翼を一部切り欠くことで接着代を稼いでいます。
右上 スラスターの穴にプラ板を差し込み、プラ板端面に溶剤系接着剤をつけてなじませます。
左下 ある程度角度が決まったらそのまま奥まで押し込見ます。
右下 図面にある固定角度を示した部分を使って角度を整えます。角度が整ったら尾翼を切り欠いた部分に瞬間接着剤を塗布し、ダボと尾翼を完全に固定します。

左上 硬化させたあと、尾翼を外します。
左下 両方とも外せました。
右 再度嵌合させ、形状に問題ないか確認したら完成です。
ここまでの内容を量産
スラスターの尾翼取り付けまで比較的スムーズに進められました。
そのため残りも製作します。
穴あけ、尾翼取り付けとも、1個めの作業を覚えているうちに製作することで一気二形になりました。
複数量産するときのコツは1つ目でやり方を確立すしてしまい、量産するときは無心で作業するというのが有効だと感じました。

スジ彫り
ファータモガーナフォーゲルの設定では、スラスターは中央で折れ曲がり、X12のテンタクルスラスターの内部に収納されています。
今回はその変形ギミックは再現しませんが、折れ曲がる範囲でスジボリを入れたいと思いました。
複数の部品に同じ作業が必要なので、ジグを作成して挑みました。

構成としてはスジ彫りたいラインと、部品の位置合わせにしたいラインで切り出したプラ板に、位置合わせ用の側板を接着した形になります。
接着の際は左上のように垂直がでたもので角度を安定させています。

左上 スラスター端面にジグをあてがって、筋彫したいラインを明確にします。
左下 プラ板に沿ってタガネで筋彫します。力を入れるとジグごと削れるので優しく線を引きます。
右 スジ彫りができました。天面、C面部はガイドテープや目立てヤスリを併用しています。
スラスター外装完成
以上でスラスター外装が完成しました。
比較的設計通りに進んだのと、形状が複雑でも単純作業に分解できていたので、複数同じ作業をすることになってもテンションを下げずに作業できました。


さいごに
これでファータもガーナフォーゲルは8割程度できたと思います。
残りはスラスター上の曲面パーツとスラスター裏のフィンになります。
今回の作業はできた部品は比較的複雑ですが作業はそこまで複雑ではないので、皆さんも是非やってみてください!
特にC面付けはプラ板が一気に部品になるようで非常に楽しいです。
ではっ!!



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