こんにちは、MIBです!
現在製作中のクロスボーンガンダム X11 ファータモガーナフルクロスですが、現在フルクロスユニットが大まかに形になりました。
細かいディテールを入れたり襟の追加パーツを作るという工程は残っていますが、まずは全体像を見たいと思いファータモガーナフォーゲルの製作を開始したいと思います。
構想
コミック「クロスボーンガンダムX11」で初お披露目となったファータモガーナフォーゲルですが、劇中ではX12のコアファイターのテンタクルスラスター内部に格納される形で配備されていました。
そのためコアファイター本体はX12のものであり、スラスターは折りたたみができるようになっているのが劇中設定でした。
ただ今回製作するにあたり、MS状態での光の翼再現を重視し、コアファイター本体はRGのものを流用し、スラスター部のみスクラッチすることで再現するようにしたいと思います。
また折り畳み構造についてはオミットし、必要最小限の工作でお手軽に再現できるように進めたいと考えました。
どのように接続するか
構想の通りコアファイター本体はRGのものを使うこととし、スラスター部を自作していきますが、接続をどうするかをまず考えました。
お手軽なのはコアファイター内にポリキャップを仕込み、新造するスラスター部にプラ棒の軸を生やして接続する方式です。
HGUCのクロスボーンガンダムの構造が近しいイメージです。
ただRGはコアファイターを分離する関係上スラスターを引っ張って取り出すという動きを取ることが多く、ポリキャップで接続するとスラスター部分のみ外れてコアファイター本体が分離できなくなってしまう危険性があると考えました。
そこでそもそものRGのスラスターと同じく、コアファイターの軸にはめ込む構造をとれないか考えていくことにしました。

全体構造
自作するスラスターは開閉できる軸が必要になりますが、これは市販のジョイントパーツで賄おうと考えました。その視点でいくつか市販パーツを確認し、関節技ジョイントを購入しました。

このジョイントは差し込み軸径がΦ3でちょうどよいのと、回転軸に対して差し込み軸が一致して出るものとオフセットしているものの2パターンから選べるため、製作物に合わせた軸設定の選択肢が広いことで選定しました。
これらをもとに構造案を書き、手書き図面に起こしてみました。
図面を起こす際はこちらで紹介した簡易ドラフターを使いました。

図面のデジタル化
手書き図面を取り込んで、デジタル化していきます。
デジタル化するメリットとしては以下のようなものがあり、最近はできるだけデジタル化しようと考えています。
- 左右反転、複製、色付けなどが自在に可能
- 作成した図面の保管・管理が簡単
デジタル化の流れについてはこれまで何度か紹介してきましたが以下の方法で作成しています。
- 使用ソフトはPowerpoint
- 最初にスライドサイズをA4サイズに指定(A4に指定ではなくA4の寸法を直接指定)
- 図形の統合を駆使して絵を描いていく
詳細はこちらで解説しているのでご確認ください。
完成した図面
以下が今回完成した図面です。
この図面をもとに、さらに切り出すプラ板の形まで落とし込んで図面化してから、ファータモガーナフォーゲルを作成していきます。


最後に
今回はスクラッチ部品を製作する際の、工作に入るまでの流れを説明しました。
手や本能の赴くままに自在に貼り付けたり持ったり削ったりするのもスクラッチの醍醐味という考えもあるかとは思いますが、自分的にはある程度ゴールが見えた状態で工作を始める今回の手法が気に入っています。
Powerpointはそこまで特殊なソフトではない認識なので、手書き図面からPowerpointを使っての図面化は比較的手を出しやすいのではないかと感じていますので、みなさんもスクラッチを行う際はぜひやってみてください。
ではっ!!
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