バキュームフォーム部品の後処理・肩ドクロの仕上げ

こんにちは、MIBです！

現在製作しているクロスボーンガンダムX-11 ファータモガーナフルクロスですが、これまでバキュームフォームやヒートプレスを行いながら作ったドクロも形になりフルクロス部分が大体できてきました。

本日はドクロの仕上げ、ひいてはバキュームフォームパーツの後処理について書いていきたいと思います。

バキュームフォームパーツの後処理

バキュームフォームで作った部品は基本的にうねることが多く、どこを基準に部品を整形したらいいのか悩むことがあります。

そんなとき、原型をきっちり面が出るように作っておくと、原型に被せて切り出せば欲しい形を明確にすることができます。

今回も原型に被せて切り出し、端面を原型に合わせて切り出すことで部品形状もはっきりし、切り出した面で部品同士を接着することも容易でした。

バキュームフォームした部品はそのまま使うことも多いかと思いますが、今回のように貼り合わせて使うこともままあると思います。

そんなとき、接着面を開く方向に力をかけてしまうと簡単に接着面から剥がれてしまいます。

そのため可能な範囲で、接着面を開く方向の力を規制するようなプラ板の梁を入れることが有効です。

この梁を貼り付けるだけで部品の強度が驚くほどアップすることを実感できます。

バキュームフォーム後の後処理はこの2点を心がけることでトラブル発生を避けられると思います。

それでは肩ドクロの仕上げについて説明します。

これまで説明したバキュームフォーム後の後処理を行い、ドクロの曲面部はある程度仕上がっている状態です。

キバの後ハメは当初キバの収まる部分を2分割にして合わせ目をドクロで隠そうと考えていました。

ただしこの方法だと収まる部分の回転ズレを防止する構造が取れず断念しました。

そのためキバ自体からアームを伸ばし、収まる部分にはめ込むことで後ハメする、キバユニット方式にしました。

キバユニットをドクロに固定する方法はユニット式にした時点で接着しても良かったのですが、ドクロとユニットに微小な段差を設けたくて、その部分の仕上げを簡単にするために磁石接続にしました。

磁石の極性に注意して、特定のドクロ―キバユニットの組み合わせでしか装着できないようにしています。

どちらでもつくようにしてしまうと、自作ゆえの微差を吸収しきれず、段差や隙間が目立つため最近は極性は意識して設定しています。

ドクロを肩アーマーに取り付ける方法も磁石を使いました。

後ハメの手法として、磁石は非常に便利です。

ドクロを磁石接続にしたのは後ハメのためもありますが、フルクロスといえばこれだろ、という手に纏うようにできるための意味合いもあります。

ここまでの作業でフルクロスユニットが完成しました。

今回はバキュームフォーム部品の後処理と、そこからつながる肩ドクロの仕上げについてご紹介しました。

細かいディテールを入れる必要がありますが、フルクロスが形になってよかったです。

バキュームフォーム自体自分でやってみる方は少ないかと思いますが、こちらで紹介した方法だと比較的手を出しやすいと思いますし、今回ご紹介した方法で仕上げることで仕上げのハードルも下がりますので、興味のある方はぜひやってみてください。

ではっ！！